造作家具で選ぶべき木材を解説します
こんにちは。森下トウムの森下です。最近、家作りで造作家具を作りたいという方が増えています。今回は、そんな方々におすすめの木材について解説します。
造作家具に使われる主要な木材
造作家具に用いられる木材の種類について、一般的に使用されるものをいくつか紹介します。
ゴムの木(ラバーウッド)
ゴムの木、ラバーウッドは非常にポピュラーな選択肢です。加工しやすく、釘やビスも効きやすい特徴を持っています。ただし、塗装時にはペーパー掛けが必要です。比重は0.64とやや重ためで、重い本箱やベンチに向いています。
タモ
タモはゴムの木より硬く、粘りがあります。マサメもありますが、少しうねりのある木目が特徴です。価格はゴムの木の約3.9倍と高価ですが、その価値はあります。
メルクパイン
メルクパインは柔らかく、加工がしやすい木材です。価格もゴムの木より若干安いので、予算を抑えたい方におすすめです。ただし、水に弱く、ヤニが出やすい点には注意が必要です。
赤松
赤松はパインに比べて硬く、耐水性があります。比重は0.53で、比較的軽いです。茶室の水屋にも使われることが多い木材です。
ベートガー
ベートガーは柔らかく、加工しやすいですが、割れやすい点がデメリットです。価格は他の木材に比べて安価です。
ナラ
ナラは重厚感があり、硬い木材です。比重は0.67と非常に重たいですが、その分風格があります。ただし、価格も高く、4万6千円ほどします。
ヒノキ
ヒノキは日本人に馴染み深い木材で、耐水性があります。比重は0.41と軽めです。ヒノキには不紫ありと不紫なしの2種類がありますが、どちらも人気があります。
杉
杉は軽く、加工しやすい木材ですが、割れやすい点がデメリットです。耐水性もありますが、ヒノキに比べるとやや劣ります。価格は2.4万円ほどです。
カバザクラ
カバザクラは重く、硬い木材で、優しい木目が特徴です。比重は0.42で、比較的軽いので扱いやすいです。価格は4万円ほどします。
ウォルナット
ウォルナットは重厚感があり、非常に硬い木材です。比重は0.6で、価格は7.6万円と非常に高価です。しかし、その美しさと風格は他の木材にはない魅力があります。
まとめ
造作家具に使われる木材には様々な種類があります。用途や予算に応じて、最適な木材を選んでください。現物を見て、触って、自分の感覚に合った木材を選ぶことが大切です。
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